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ホーム > マンション管理のイロハ > マンション管理Q&A, 管理費滞納・財務・会計・保険編 > 決算書の貸借対照表に「未収金」を書きたくありません。滞納があることはみっともないからです。書かなくてもかまいませんか?

[ カテゴリ:マンション管理Q&A, 管理費滞納・財務・会計・保険編 ]

Q.決算書の貸借対照表に「未収金」を書きたくありません。滞納があることはみっともないからです。

私のマンションは、管理費等の滞納が多く本年度末で100万円以上になりそうです。
決算時の貸借対照表に「未収金」を計上すると、滞納者が多いことが明るみに出て、マンションの評判が下がる心配もあります。
決算書、特に貸借対照表に記載しなくてもかまいませんか?

A.お気持ちは分かりますが、正しい数字を記載してください。

未収金の金額を書かないことはまずいと思います。未収金を書かずに貸借対照表の左右のバランスが合いますか?無理でしょう。
お気持ちは分かりますが。決算書には管理組合の財政の状態をきちんと表示しなければなりません。
滞納者がいることは問題ですがそれを隠してはいけません。
下手をすれば中古での購入希望者へ対する情報開示が不適切と言うことで宅建業法上の問題となる可能性もあります。
滞納者を出さないようにすることと、管理組合の財政状況をきちんと正直に報告することは別の問題です。
なお、どうしても回収する見込みのない未収金(例えば、駐車場を使用していた賃借人が破産して、誰からも回収することができなくなった場合等)については、総会の普通決議(総有財産の管理)をもって処理することは可能です。
*全員一致でないと処理できないという説もありますが、私は総会の普通決議で良いと考えます。

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