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[ カテゴリ:マンション管理Q&A, 大規模修繕/長期修繕計画編 ]

Q.長期修繕計画書に記載してある工事金額は実際に取引されている金額ですか?

専門家に依頼して長期修繕計画書を作成してもらいました。
この後は、この計画書に基づき修繕積立金の見直し作業を行いたいと考えています。
工事金額については、よく「設計価格」とか「施工価格」のような言葉を聞きますが、長期修繕計画書に書かれている工事金額はどのようなレベルの金額だと理解したらよいのでしょうか。

A.長期修繕計画書に書かれている工事金額は概算金額と考えてください。

長期修繕計画書は、マンションの今後25~30年を見据えて、修繕予定や修繕実施時期並びに資金計画を概算レベルで把握するための資料です。
長期修繕計画の意義は、主に以下の3つです。


  • 修繕内容(仕様、概算金額、実施時期)を組合員に周知する。

  • 指標として公表することにより、大規模修繕工事の際に、組合員の合意形成を円滑に進める。

  • 必要な修繕積立金の具体的な金額を算出するための資料とする。

しかし、工事金額や工事実施記事は必ずしも高い精度で作製しているわけではありません。
将来の物価上昇や消費税を含む法律の変更、更には生活水準の向上によるグレードアップ等に備えてどちらかといえばやや高めに設定する場合が多いものです。
一般的な言葉でいうと「定価」のようなものだとご理解ください。建設業界では定価のことを俗に「設計価格」といいます。
設計事務所が予算として提示するのでそのような言い方になったのかもしれません。
実際には、適正な競争が行われれば設計価格の70~80%程度で発注できる場合が多く、このときの金額を俗に「施工価格」とか「実行価格」と言ったりします。
また、長期修繕計画書はマンションにとって非常に重要なものなので、その内容については、総会に諮り承認を採る管理組合が多くなっています。(マンション標準管理規約単棟型第48条第5号)
また、一度作成しても、概ね5年ごとにその内容を見直して、最新の長期修繕計画書にしておくことが、管理組合にとって重要なことだと思います。

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