業界トップクラスの実績を持つ千葉のマンション管理士 事務所所長 マンション管理士 重松秀士が、マンション管理 コンサルタントならではのお役立ち情報をお届けします。 携帯版
管理会社の担当者の方から、「もう10年経ちましたから大規模修繕工事の時期です。来年はやらないといけませんよ。」といわれました。
10年経ったら必ず大規模修繕工事を実施する必要があるのでしょうか?
マンションで一定期間ごとに実施する計画修繕を大規模修繕工事と呼んでいます。
この工事は、予防的な保全措置も含んだ修繕工事なので、建物の傷んだ部分だけを修繕したり、傷みが激しくなってから実施するような工事とは性格が違います。
マンションの資産価値を適正に維持するために、傷みが大きくなる前に計画的に実施する工事で、たしかに1回目の大規模修繕工事は竣工後12年前後といわれています。
しかし、何年(例えば12年)経ったから必ず大規模修繕工事を実施する必要があるというものでもありません。
大規模修繕工事には、みんながコツコツと積み立てた大切な修繕積立金を使って行いますので、できることならば無駄遣いをしないで効率的に実施する必要があります。
多くのマンションでは分譲時に販売業者が作成した「長期修繕計画」があると思います。この長期修繕計画を指針として修繕計画を実施して行くことになりますが、現在のマンションの状況は10年前の分譲時の状況とは大きく違っている場合もあります。
思ったほど傷んでいないので必ずしも12年目に実施する必要もないとか、大規模修繕工事を実施したいが資金的に厳しいとか、足場を架けて実施する大規模修繕工事は後3年先でも大丈夫そうだが、鉄部のサビは進行しているので来年は鉄部塗装工事を先行して実施したいなどさまざまです。
本格的な建物診断を実施していないのであれば、10年目を一区切りとして建物診断を実施して、修繕計画を見直すことも重要だと思います。
マンション管理コンサルタント マンション管理士 重松 秀士(プロフィール| )
資料請求 無料相談・お問い合わせ マンション管理士事務所
マンション管理一筋! 業界トップクラスの実績、充実の設備と支援体制が自慢の重松マンション管理士事務所の詳しい業務については、マンション管理士事務所HPをご覧下さい。
「マンション管理相談」「顧問契約(管理組合顧問)」「大規模修繕工事コンサルティング」「建物診断・長期修繕計画作成のサポート」「管理規約の改正」「管理費削減」「管理会社変更」「管理費滞納」「理事長代行」「マンション自主管理サポート」「簡易ホームページ作成・運営支援」など、各業務に関する詳細の内容や各業務の「資料請求」、「スタッフ紹介」や「お客様インタビュー」などをご用意しています。