業界トップクラスの実績を持つ千葉のマンション管理士 事務所所長 マンション管理士 重松秀士が、マンション管理 コンサルタントならではのお役立ち情報をお届けします。 携帯版
東京都マンション管理士会の研修部から依頼を受けて、マンション管理士さんを対象としたセミナー講師をしてきました。
今回のセミナーのテーマは「マンション管理士が行う大規模修繕工事のコンサルタント」です。
私はあまり感心しないのですが、マンション管理士の業務範囲が広いこともあり、自分の得意分野を称して、文科系出身の管理士を「ソフト系」、技術系出身の管理士を「ハード系」と分類する傾向があります。私は、あまり意味のないことだと考えています。
そして、マンション管理組合の顧問になったらいつかは必ず遭遇する「大規模修繕工事」に関して言えば、「ソフト系」のマンション管理士は苦手としています。
苦手としている原因はいろいろあると思うのですが、、、
などでしょうか。特に「建築に関する専門知識がない。」というのが圧倒的に多いと思います。
このことには多くの勘違いが関係しています。
つまり、大規模修繕工事に関してマンション管理士が行うべきコンサルティング業務と、設計事務所が行うコンサルティング業務の区別ができていないからです。
設計事務所が行うべきコンサルティング業務は
などであり、「監理」といわれるものです。 それに比べて、マンション管理士が行うべきコンサルティング業務は
などを理事会が実施するときの支援が主要業務となり、いわゆる「コーディネート」といわれます。(参考:大規模修繕工事コンサルティング業務)
そして、工事期間中は管理組合サイドの人間として、平日に行われる工程会議に出席し、工事の進捗状況や居住者からの苦情や希望の内容を把握し、理事会に報告したりする業務も含まれます。
つまり、専門業者と管理組合の間の「通訳」的な業務も行います。
ですから、工事業者や設計事務所と同じレベルでの「建築に関する専門的な知識」は必要ありませんが、前述の業務をきちんと遂行するための最低限の建築知識は当然に必要となります。
今回は以上のことをポイントに講義をしました。 会場には、圧倒的に「ソフト系」のマンション管理士さんが多かったので結構熱心に聴いてくださいました。
私自身は、建築関係の業務に30年近く携わっていて2級建築士等の資格もありますし、工事業者や設計事務所と同じレベルとはいきませんが「建築に関する専門的な知識」も持ち合わせているので、大規模修繕工事のコンサルティング業務は重松マンション管理士事務所の得意分野ではありますが、普段から注意していることは設計事務所の業務のまね事をするのではなく、あくまでもマンション管理士として管理組合が行うべき業務のサポート役に徹することにしています。
紹介されたあとの挨拶 最初は緊張気味です。 | 当日参加されたマンション管理士さんは 約20名。結構真剣に聞いておられました。 |
会場は都内高田馬場で、SK化研さんの 営業所内の会議室をお借りました。 | 当日はレジュメのほかに参考資料等も 添付して説明しました。 |
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なお、「大規模修繕工事コンサルティング業務」に関する詳しい内容や当事務所の考え方などは、私のマンション管理士事務所 ホームページをご覧下さい。
大規模修繕工事コンサルティング(業務案内)
マンション管理コンサルタント マンション管理士 重松 秀士(プロフィール| )
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