[ カテゴリ:建築・設備などのハード分野 ]
私の自宅マンションで今年から活水器を導入して、給水管の「延命対策」を実施しました。
給水管の延命対策についてはいろいろな工法があり、実績が多くないこともあって、これといった確立したものがありません。
造船技術の関係で「電気防食」は、間違いなく効果が期待できますが、コストがかかります。
私のマンションも、昨年から「磁気共鳴」「電気防食」「脱気」「白金」など、何点か検討しましたが、最終的には「セラミックボールによる活水器」を採用することにしました。
正直いって、絶対的な確信があって採用したわけではありませんが
・コストが安かったこと。
・JRやトヨタなどで採用している実績があったこと。
・10年保証がついていること。
・知り合いのマンションで、以前から採用して効果があったこと。
・理事長さんの実家(1戸建)で実績があったこと。
・排水管の汚れ除去による排水管のメンテナンスに効果があるといわれたこと。
・生活用水の改善が期待できるといわれたこと。
等が決め手となりました。
マンション内のいくつかの住戸の給水管の内部をファイバースコープ写真で撮影し、サビの発生状態を追跡していくことにしました。
追跡結果等に関しては、今後私のホームページでご紹介していきたいと思います。
千葉市内にある私のマンションです。
今年で11年目を迎える単棟型35世帯の小さなマンションです。
でも、区分所有者には「マンション管理士」「司法書士」「電気工事士」「警察官」など、マンション管理に役立ちそうな人たちが結構住んでいます。
来期は、修繕委員会を立ち上げて、再来年には第1回目の大規模修繕工事を実施したいと考えています。
裏の敷地に設置してある受水槽です。
容量は20トンですので、35世帯のマンションならば普通です。
年に1回は、法令に基づく清掃を実施しています。
また、送水方式は圧力タンク方式です。
活水器の本体です。
セラミックボールを利用して、一般の水道水を活性水化して、給水管内部の赤錆を黒サビに変化させるという理屈のようです。
私が、たまたま別件で調査にお伺いした東京のマンションではかなり以前に採用し、それなりの効果を上げていました。
具体的には活水器の1次側と2次側に、鉄片をセットして、サビの発生状況を調査してたのです。
その状態を見て、自分のマンションに紹介したのが検討のきっかけでした。
これが、活水器本体の内部に入っているセラミックボールです。
このメーカーが言うには、同業他社と比較して、セラミックボールの大きさがとても小さく、均一性が高いので上質の活性水ができるそうです。
活性水化された水道水の維持時間は48時間あるので、受水槽の中の水はいつでも活性水の状態になっています。
私の住戸のメーターボックス周囲です。
ファイバースコープを挿入して給水管内部の写真を撮影しました。
定期的にサビの発生状況を追跡調査する予定です。
私の住戸の給水管内部の写真です。
実は数箇所チェックしてみたのですが、意外ときれいでした。
直管部分はずいぶん前から、樹脂コーティングの管が使用されていますが、継手部分でさびが発生するトラブルが多くおきていました。
私のマンションも継手部分に「管端コア」を使用して、さびが発生しにくくなっている部分と、従来の継手を使用している部分が混在しているそうです。
これは、私のフロアの1階下の理事長さんの住戸の給水管です。
同じ時期に竣工しているのに、どうしてこんなに差があるか分かりません。
私の家は給水管のエルボ(継手)部分で、理事長さんの家はバルブの部分です。
工事を実施した専門家にも聞きましたが原因ははっきりしません。
しかし、今後追跡調査をしていく上では格好のサンプルとなりそうです。
理事長さんには申し訳ないけれど、「いい実験材料」になりました。
(重松 秀士)
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(お知らせ&日記:2006年07月30日 08:12)
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