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ホーム > コラム:管理組合通信 > 建築・設備などのハード分野 > 【レポート】消防法の改正に伴う連結送水管の交換修理(更新工事)

2007年06月11日  [ カテゴリ:建築・設備などのハード分野 ]

顧問契約先のマンション(築17年)で、連結送水管の更新工事を実施しました。
消防法の改正にともない、従来は連結送水管(送水口)と消防用ホースは目視(外観)検査だけでよかったのですが、現在は実際に水圧を加える検査が義務付けられています。
先般の水圧試験において、連結送水管の一部に破損があり、所定の圧力がかからないことが判明しました。
この状態のまま放置しておくと、実際に火災が発生したときに消火活動ができずに大災害となる可能性があります。
管理組合がいろいろとと調査した上で実施した「連結送水管の更新工事」をご紹介します。
今回の工事は、複数の専門業者から見積を取り最終的には「エフシー工業」に発注しました。

右の2つは採水口
従来は一番左側が連結送水管の送水口でしたが現在は送水口の新設に伴い閉鎖しました。


送水口から、配管は地下埋設配管となっています。
水圧試験で漏れが発生している箇所は、地中埋設配管部分であることは概ね判断できましたが、場所の特定はできませんでした。


今度は、エントランス脇の余り目立たない部分に新規の送水口を設けて、屋外露出配管方式で連結送水管を更新する方法を採用しました。
組合員には事前に変更イメージを広報して、みっともなくない方式で完成させることを連絡しました。
配付した「お知らせ」と「イメージ図」です。


配管は、炭素鋼鋼管を使用しています。配管内に常時水がない乾式なので、腐食することはほとんどなく、半永久的に使用できるものと思います。
なお、ジョイントや支持金物はステンレスを使用しました。


建物のエクスパンションジョイントの横に配管するときは、配管材料もフレキシブルジョイント(ステンレス)を使用して施工しました。


配管が完了したら、塗装で仕上げています。


建物の裏側から、パイプシャフト内にある縦管に接続するため壁面に穴を開ける必要があります。
壁の中の鉄筋等を調査するためにエックス線調査装置を使用して、鉄筋を避けて穴を開けます。


予定通りの箇所にきれいに穴が開きました。
この部分から裏のパイプシャフトの縦管に接続して館内に配水します。


当初、露出配管工法は価格は安いものの、見た目に難点があると思っていましたが、結果的にはとてもきれいに仕上がり、理事会も喜んでいます。
工事も予定のスケジュール通りに順調に進みました。


施工が完了したら、消防署立会いのうえ、水圧試験等の実施です。
連結送水管の設置に関しても、施工業者が全て所轄の消防署と打合せを行い対応してくれました。
設置届」の提出や「打合せ議事録」もきちんと作成しています。


消防署による放水圧力検査中です。

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