業界トップクラスの実績を持つ千葉のマンション管理士 事務所所長 マンション管理士 重松秀士が、マンション管理 コンサルタントならではのお役立ち情報をお届けします。 携帯版
マンションコミュニティ研究会の勉強会に参加してきました。
東京都練馬区に、13の分譲団地とその他の賃貸団地を合わせて約40の団地が集結しているマンモス団地光が丘パークタウンがあります。
私のマンション管理士事務所も6年前からそのうちの1つの管理組合と顧問契約をしてマンション管理のお手伝いをしているのですが、今回の勉強会は、その光が丘パークタウンで20年以上にわたりマンションの仲介をしている株式会社すまいる情報光が丘の武藤正子社長の講演でした。
テーマは「仲介の現場から見た大規模中古マンションの現状と課題」です。
資料に基づき興味深い話をたくさん聞かせていただきましたが、私が興味を持ったことは、光が丘団地では、築20年以上経つ今でも、居住者の移り変わりが多く、若い方も結構移り住んできて、他のマンションほど高齢化が進んでいないことです。
また、団地内で他の棟から別の棟への移動(引越し)も多くあります。
その他、私が経験したことでは、競売になった住戸をそのマンションの他の住民が、家族に住まわせたいとの理由で、業者も驚く高値で落札したり、亡くなった人が光が丘をとても気に入っていたので、お葬式は団地の集会室で開催した等がありました。
この状況は私の地元(千葉市内)の稲毛区や美浜区の築30年以上の大規模団地ではあまり見られない光景です。
なぜ光が丘では、団地全体が空洞化しないでコミュニティを維持し、高齢化が早い速度で進んでいかないのかを自分なりに考えてみました。
武藤社長のお話を聞いて感じたことは、マンションでのコミュニティは大変重要なことで、そのよさが防犯・防災を含む暮らし安さに結びつくのだということでした。
昔の農村型や漁村型の社会で地縁・血縁が濃い場合の居住形態では、いやでも生活に直結しているので、コミュニティの形成は必須の事柄ですが、現代のように職業や勤務地も違い、それぞれの価値観も違う人たちがマンションに集まっている状態では、単に良好なコミュニティといってもどのようにして構築していくのか難しい問題です。
光が丘パークタウンの事例から私なりに考えたことは、コミュニティの形成は単に人間と人間の仲良しクラブ的なつながりを広げるだけではなく、住環境のインフラの整備や豊かな生活をエンジョイするためのお金なども必須要素ではないかということでした。
つまり「人」、「物」、「金」をうまく配置したうえで、人的交流を強化しないと良好なコミュニティは形成できないのではないかと考えています。
大変難しいことですが、今後の私の取り組みの中で結論を見つけていきたいと思いました。
株式会社すまいる情報光が丘の武藤社長 高島平のお店から独立して光が丘にご自分の店舗を構えて20余年だそうです。 光が丘団地の中のことなら何でも知っていらっしゃいます。 | |
講演を終えて、主催者の廣田代表とのトーク この日の出席メンバーは約20名で、講演後の質問も活発に出ました。 |
マンション管理コンサルタント マンション管理士 重松 秀士(プロフィール| )
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