[ カテゴリ:高級マンション再生プロジェクト ]
第5章 修繕工事の実現へ向けて[3]
(前回までのあらすじ)
初の臨時総会で自主管理の道を選択した管理組合。意見が真っ二つに分かれた修繕工事費問題を議論する臨時総会へ議案書を二案作成して臨んだ私ですが...
苦労の末に二通りの意見に基づいた議案、つまり修繕計画を作成して臨んだ2回目の臨時総会が、前回から2ヶ月後の9月に開催されました。出席者9名、委任状6名です。今まで連絡が取れなかった区分所有者の方も今回は連絡が取れて委任状を提出してくださいました。
まず初めの修繕積立金を約7倍に値上げする議案に関しては、、、全員一致でなんなく可決されました。
しかし!予想通り一時金については紛糾しました。
会社名義で所有しているある区分所有者の方は「即刻十分な一時金を集めて年内にでも実施して欲しい。費用は経費として処理できる。」との意見。また、年金生活をしている区分所有者の方は「多額の一時金を払わなければならないならマンションを手放すしかない。」という深刻な意見も出ました。全く同じではないにしろ、このような場面はいろんな事情の方々がいるマンションにはよく見られる光景ではないでしょうか?
多くの一時金を徴収して本格的に修繕すれば、今後当分の間、負担金なしで本格的な修繕ができます。しかし、少ない一時金で済ませると、応急処理しかできず、今後もチビリチビリと小出しで一時金が必要になり、結果的にお金もかかります。こんなことは、私が説明しなくてもみんな理解できていました。
ですが、以前にも書かせていただいた通り、実際に負担をするとなると、様々な事情が絡んで簡単に「イエス」とは言えない場面が出てきてしまうのです。。
議論を続けているうちに話が堂々巡りになったり、違う議案の話になったり、時間だけが進んでいく感じでした。でも、何かしらの形でまとめなくてはならないのです。果たしてその行方は...(つづく)
(重松 秀士)