「おい重ちゃん(恥かしいですが、いつも私はこう呼ばれてます)ちょっと困ったことが起きたんだよ。お前マンション管理のなんとかだろう。相談に乗ってくれるか。」そう話してきたのは昔からのゴルフ仲間の北村氏(※守秘義務の関係上仮名です)。
この北村氏、マンション管理士としては非常に悲しいのですが、マンション管理士とマンション管理員の区別がつかないくらいマンション管理には疎い人物です。と言っても、実は私より一回りも年上の大先輩。そして、普段から私に対してはまじめな話などしたこともないいわゆる悪友でもあります。普段聞くことの無いそのときの異様にまじめな雰囲気に(失礼!)ただごとではないと感じた私は、北村氏の指定の日に自宅を訪問することにしました。03年○月○日のことです。
少し端折ってしまいますが、訪問した時の北村氏の話によると──約20年前に税金対策として購入し賃貸していた都内のマンションがあるのだが、管理会社との関係がうまく行かず、管理会社が「管理を降りる」といって正式に管理委託契約解除通告文書を送ってきた、とのこと。
この話を聞いた私は…びっくり、というか、思わず自分の耳を疑いました…。なぜか? いや、もうおわかりですよね?
そうです。管理会社に対する不満が原因で、区分所有者から管理会社に対して契約解除を通告することはよくある話です。しかし!反対のケース、つまり、管理会社から契約解除を通告するというのは、これまで聞いたことがなかったからです!まさに前代未聞です!もちろんウソではありません!ウソのような本当の話なのです。(つづく)
(重松 秀士)
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