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第5章 修繕工事の実現へ向けて[1]
(前回までのあらすじ)
初の臨時総会は無事終わり、管理組合は自主管理の道を選択し、歩んでいくことになりました。そして次の問題は...
初の臨時総会は無事終わり、マンションが無管理状態になることは避けられました。でも、問題はまだまだありました。その一つが修繕工事費の問題です。
現在分譲されるマンションではそんなことはないのですが、昔は分譲主が売りやすいように「積立金は管理費の10%」という慣習があったようです。10%だと、、、マンションによりますが、月の積立金が数百円!なんてことになります。そして、このマンションもそうだったのです!
これをご覧のみなさんの多くはきっと驚かれると思いますが、不安な方は、この機会に是非見直してみてください。安いからラッキー!なんてことは決してありません。。
さてこのマンションですが、さすがにこれでは問題なので、前回の臨時総会後の懇談で「月額何百円ではいつになっても修繕に必要なお金がたまるはずはないですよ」と訴えていました。ですので、修繕積立金の大幅値上げに関しては一応の理解を得ていました。
実施対象にあがったのは屋上防水の全面改修、外壁タイルや塗装面の修繕、錆がひどいバルコニーや通路の手摺などですが、最低限の応急処置をするだけでも数百万円はかかります。そうなると、一時金の負担をできるだけ抑えようとするなら700円の修繕積立金を10,000円まで上げる必要があります。しかし、さすがに10倍以上の値上げとなると、そう簡単には理解してもらえません。それはそうですよね。。でも、だからといって、そのままというわけにもいきません。懇談を進めるうちに、まずは半分の5,000円ならば多くの方の賛成が得られるのではないか、との意見が多く、結局、修繕積立金は5,000円とする、という議案を作ることになりました。
しかし!足りないものは足りないのです。修繕を実施するには一時金を徴収する必要があり、これについては意見が真っ二つに対立していました。。それは....(つづく)
マンション管理コンサルタント マンション管理士 重松 秀士(プロフィール| )
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